Mac+CodaにSVNを導入。Backlogを使って。
SVNについてまなんでいます。で、BacklogにSVNリポジトリを置かせてもらって、今までMac+Coda+MAMPで作っていた趣味サイトに、バージョン管理を導入してみたいと思います。
Backlogについて書く
Backlogはヌーラボさんが作っている、プロジェクト管理用ASPグループウェアです。ヌーラボさんのお仕事は最高です。Cacooでも思ったけど、なんか彼らが挑んでるフィールドは、他の人が複雑で面倒くさがるフィールドって感じがして、それをあんなに上手く作るのはすごいし、そこで彼らが蓄積して行ってるノウハウは、本当に価値があって、それがまた新たなWebサービスを生んで行くんだなって予感がします。見事だなって。
で、今回はBacklogの無料プランを使ってSVN環境を構築させてもらいました。100MBまで利用させてもらえます。本来Backlogはチーム間の総合的なプロジェクト管理ツールですが、その一部のSVNリポジトリ機能を使わせてもらい、小さなサイトデータのバージョン管理をしてみます。
SVNについてまなぶ
SVNのしくみについてさっぱりわからない私。
Subversionでバージョン管理を! | Slide Share
ヌーラボの方のスライドです。分かりやすかったです。これを見て、SVNリポジトリにBacklogを使ってみようかなと思いました。
Backlogでアカウントを作る
タスク管理、ファイル共有もできるプロジェクト管理ツールBacklog ←こちらで作れます。今回は「フリープラン」です。
アカウントを作った私は「スペースオーナー」。xxxx.backlog.jpのサブドメイン(=スペースID)を設定して、「スペース」を作成します。続いて、ダッシュボードに入ります。
プロジェクトを作る
今回は無料プランなので、「スペース」内に作成できるプロジェクトは1個のみです。「プロジェクトキー」が、svnリポジトリのURLの一部になります。赤字で言われた通り、もっと短くすれば良かった。
Subversionの設定
「プロジェクトの設定」>「Subversionの設定」で、「Backlogのサーバ上にリポジトリを作成し使用する」を選択し登録します。これで、リポジトリの作成は完了です。
SVNリポジトリに、管理したいフォルダ(ファイル)をimportする
SVNがそういうものらしいのですが、バージョン管理をする対象がもうローカルにある場合、そのファイル群をSVNリポジトリにアップロード(import)してから始められるらしいです。
私は、/Applications/MAMP 配下の「htdocs」フォルダをまるっと管理したいので、それとして進めたいと思います。
ダッシュボードの、「<作ったプロジェクト>」>「Subversion」タブ の右下らへんに、SVNリポジトリのURLがあります。それを利用して、ターミナルで・・・
$ cd /Applications/MAMP $ ls ... htdocs ... $ svn import --message "インポート〜" --username <Backlogアカウントのユーザ名> ./htdocs <SVNリポジトリのURL>/htdocs
パスワードは、Backlogアカウントのものです。これで、htdocsフォルダがBacklogさんサーバに送られました。
SVNリポジトリからチェックアウトする
importでファイルをアップしたら、今度はcheckoutでファイルをダウンロードします。でも、すぐにcheckoutしようとしたら「もうディレクトリがあるんですけど」と言われました。で、正しいのか分からないのですが、元あったディレクトリ(htdocs)を一旦どける必要があるみたいです。
$ pwd /Applications/MAMP $ mv htdocs _htdocs $ svn checkout <SVNリポジトリのURL>/htdocs
こうすると、元と同じhtdocsフォルダが出来てます。新しいhtdocsフォルダには、不可視フォルダの「.svn」が入っていて、それがバージョン管理の助けをしてくれるみたいです。SVNの設定はこれで完了。
CodaでSVNを認識させる
次はCoda。Codaを立ち上げて、「サイトの設定」をします。私は今までずっと/Applications/MAMP/htdocsを「サイト」のローカルルートとして設定していたので、そのまま使用します。
サイトの設定を開くと、下部「ソース管理」に、もうSVNリポジトリのURLが入っていました。たぶん、新htdocsの「.svn」のおかげです。「有効にする」のチェックボックスにチェックを入れて、あとは下にBacklogのユーザ名とパスワードを入れます。Codaの設定もこれで完了です。
あとはCodaで楽々〜
あとは、Codaのみの操作で良いっぽいです〜
ローカルファイルをCodaで編集・保存すると、ファイルの隣に「M」と「↑」*1が表示されます。
これで無事、安心+便利のサイト運営をいつまでもして行けそうです。
*1:「サイト」でリモートルートを設定している場合